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サウンドオブピーターパンvol.14

  • 作/オダミヤコ 画/エオン
  • 2016年11月19日
  • 読了時間: 3分

「お・ん・が・く」

「それならアタシたちの出番ね。」

いままで事の成り行きを見守っていた、ティンクとLA-BOTが張り切って声をあげた。

「Let's sing! さあ唄おう!ワニさんもご一緒に」

♪ドレミだけのうた♪ (捧ぐ~ボ・ディドリー)

・・・・ドレミ~だけ ドレミだけの歌

  ド~はどうなってんの?どう~すんの?ど~んとやってみよう

  レ~は連戦連投連続れんちゃん霊感錬金術

  ミ~はmeatにmeeting水戸は納豆三上博

  ドレミ~だけ ドレミだけの歌・・・・

いえ~~~~~~~~~~~~い!

ボ・ディドリー風の軽快なリズムに乗って、みんなはすっかり楽しく唄って踊った。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

「はあ、楽しかった。でもなんだかつかれちゃった・・・ふわあぁぁぁ」こどもたちがあくび。

「私も・・・ふわっととと・・」ワニがあくびしかけてあわてて口をふさぐ。

こどもたちとワニは疲れて一緒にすやすや・・・・

「それじゃ、私たちはちょっとお散歩してこよっか。♪ド~~~~~~~~~~~~」

LA-BOTとティンク。

ピーターは口笛を吹きながら、どこかへ消えた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな様子をさっき海賊船で逃げたはずの海賊たちが、岩陰からこっそり見ていた。

「まずいぞ、これはまずい。このままだと♪ドレミが♪シまで行くのは時間の問題だ。

♪シが唄われてしまってはまずいのだ!」

「船長なにがまずいので?」手下の海賊が訊いた。

「♪シをこどもたちが唄えばLA-BOTが・・・・・」

「LA-BOTが?????」

「破滅だ・・・」

「破滅?」

「もしかして、♪シって・・・・・・死のことで?」

手下の海賊が親指で自分の首を切るようなしぐさで、ガタガタふるえながら訊いた。

「これ以上は話せん・・・・」

「・・・・・・・・・・・・」

「なにはともあれ、とにかくいまのうちにこどもたちの口をふさぐのだ!」

フックはそう言うと、こどもたちとワニに気づかれないよう、こっそりと彼らに近づき、

手下の海賊に手伝わせ、

あっという間にみんなの口に、ドクロマークのついたマスクをかぶせてしまった。

「このドクロマークは歌を封印してくれるのだ。わはははははは!」

フックの高笑い。

みんなが目を覚ました。

「もがもがもがもが・・・・」「もがもが・・」「もが・」

これは大変だ!

to be continued..................................


 
 
 

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