お・ん・が・く って。
なんだかすてきだな?
こどもたちは、もっともっと素敵な声を出そうとおもって
、まえよりももっとていねいに注意深く声を出してみた。
「♪レ~~~~~~~~~」
LA-BOTは左に優雅に曲がった。
「♪ミ~~~~~~~~~」
LA-BOTは右に華麗に曲がった。
「ほぅ・・・」
一同ためいき。
すてき。
いろんな気持ちがこめられる。
そして、みんなの気持ちがひとつになれる。
みんなとても良い気分になって・・・
しばらくの静けさの後、誰かが口をひらいた。
「そういえば、♪ドレミ、その他のその他って?」
よく覚えていましたね。
ティンクは言った。
「もちろん、♪ドレミには続きがあってね・・・」
「♪ファ~~~~」
すると、LA-BOTが突然
「ファッファッファッファッファッ!」
おなかを抱えて笑い出した。
あっけにとられるこどもたちを横目に見ながら、ティンクは、
「♪ソ~~~~~」
するとLA-BOTはまるで、そうそうそう、とあいづちを打つようなしぐさをし始めた。
「♪ラ~~~~~」
LA-BOTはティンクに合わせて一緒に美しい声で唄う、LaLaLaLaLa~~~~~~~~~~~~
「これでおしまい。」
ティンクはそういうとそそくさとその場から立ち去ろうとした。
「待ってよ!」
「ぼくは知ってるよ?その後は♪シだ!」
ピーターがそういうのを途中でさえぎるように、ティンクが大きな声でこう言った。
「だめ~~~~!それを唄うと世界が滅んじゃう~!」
ティンクの叫びがネバーランドにこだました。
「♪シ・・・ほ・・・ろ・・・ん・・・じゃ・・・う・・・・・・・・・・」
そのこだまを
ネバーランド囲む広い広い広~い海を
航行中の
海賊船が
ひそかに聴いていた。
to be continued............