ほんとうにまほうだ。
何もないところからへんてこなロボットらしき物体が現れたのだから。
どこがへんてこかって?
頭はおおきくって四角いし、お顔は〇と△で、できてるし。体もなんだかぶかっこうだ。
しかもこのロボット、きれいな声で歌を唄っている。
「LaLaLaLaLa~~~~~」
「この子は、LA-BOT」 ティンクが言った。
「そう、
あれはもう、
ずいぶん前のことになるけれど・・・
ほら、ネバーランド中学校の裏に公園があるじゃない?
あの公園で泣いているロボットがいたわけ。で、私が保護しておうちに連れて帰ったの。
しばらくはふさぎこんでいたんだけど、3時間おきにオイルを哺乳瓶で給油したら、それが、驚き!
LA-BOTはおうたが唄えるの!」
[La~~~~~~~~~~~~」ティンクが唄うと、
「LaLaLaLaLa~~~~~~~~~~~~」LA-BOTがおうたで応える。
「すご~~~い!」こどもたちが歓声をあげる。
「そしてね、なんとDanceも踊れるのよ?」
ティンクが「ダンス」というところを、格好良く「Dance」と発音したので、
なんだかわけがわからんがすごいかも?と、顔を見合わせ一同納得。
そのときLA-BOTが華麗にステップ、そして華麗にターンを決めた、
と、同時にエレクトリカル ダンス ミュージック、略してEDM!が流れてきたぞ。
♪「LA-BOT Dance!」
「みんなもいっしょに!」
ティンクの呼びかけに応えて、こどもたちはみようみまねでLA-BOTと一緒に踊り始めた。
最初はぎこちなかったこどもたちも、段々と音楽のビートに身を委ねはじめて・・・
「♪じゃ~~ん!」
最後のキメ!
決まった!
「いえ~~~~~~~~~いっ!!!」
いがみ合っていたインディアンと迷子たちが思わずハイタッチしあった。
to be continued................